【アメリカ】「芭蕉布」「花」を合唱 カジマヤー・高齢者クラブ


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演奏する「朝一会LA支部」のメンバー

 北米沖縄県人会カジマヤー・高齢者クラブ(山内繁子部長)はこのほど、8周年記念祝賀会を開催、約100人が出席した。
 昼食後、ビンゴ・ゲームに興じ、余興に入った。参加者全員でナンシー新島さんのピアノ演奏に合わせて「芭蕉布」「花」を合唱。安富祖流古典音楽研究所朝一会LA支部グループが特別出演し、三線演奏で若さを発揮した。曲目は、めんそーれ節、安波節、アンコールに応えて遊び庭と安里屋ユンタであった。

 朝一会LA支部は以前沖縄に県費留学した経験のある山内優子、アリソン・ナカモト、リンデ・トモリさんらが発起人となってグループを結成、ライアン・ナカマツさんを教師として県人会館で練習に励んでいる。18日に那覇市で開催されたエナジック芸術劇場「沖縄こいしや」、照喜名朝一研究所「開設50周年記念公演」参加のための練習もあり、カジマヤー・クラブでの演奏となった。
 安部豊子さんがお得意のポップスをフランス人形スタイルで歌い喝(かっ)采(さい)を浴びた。
 祝賀会とは別の日に敬老ヘルシー・エイジング研究機関から県系のジュディー・城間さんを含む9人の検査技師が検診した。アルツハイマー病、認知症、高血圧、心臓疾患、がんなどについて普段の食生活、健康増進のためにどのような点に気を付けなければならないかを、検診グループの草野可奈子ディレクターが具体例を挙げて示した。
 同クラブは2002年に比嘉朝儀さんが沖縄県人会会長に就任時、高齢者対策として設置、数え年97歳のカジマヤーまで元気で頑張ろうと提唱し、活動している。
(当銘貞夫通信員)