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この1年間に、日本などで行われた研修にボリビアのオキナワ移住地から参加した人によるオキナワ日ボ協会社会教育部主催の「第6回研修員帰国報告会」が、日ボ協会文化会館でこのほど行われた。研修の成果を移住地全体で共有し、移住地の生活や働きに浸透させることを目的としている。
今回の報告者は6人で、沖縄県ジュニアスタディーツアーに参加した中村利沙さんは、参加の動機などを語り「沖縄の伝統や文化の残っているオキナワ移住地の素晴らしさがよく分かった。これを大切にしていきたい」と語っていた。
中村さんの祖父母は沖縄からオキナワ移住地に移住した。中村さん自身は、神奈川県の生まれであり、自分のルーツである沖縄県には関心がなかった。小学4年生の時、オキナワ移住地に移り住み、そこで自分がウチナーンチュであることに気付いた。そして、自分の祖父母の故郷についてもっと知りたくなったという。
中村さんのほか、新垣まゆみさん(国際協力機構日系研修農村婦人リーダー研修)、玉城輝さん(JICA日系研修日本語学校生徒研修)、比嘉明日香さん(JICA日系研修ホテルサービスおよびホテルマネジメント研修)、池原五月さん(JICA日系研修被服製作に関する技術研修)、浜崎アントニオさん(JICA日系研修コンピューターシステム開発およびWEBサイト構築技術研修)が報告した。
(木内一夫通信員)