【アメリカ】愛と平和の歌 永遠に M・ジャクソンさん命日


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マイケル・ジャクソンさんの命日に思い思いの方法で冥福を祈るファンら=6月25日、ロサンゼルス近郊のフォレスト・ローン墓地

 2009年に急死した米人気歌手のマイケル・ジャクソンさん=当時(50)=の命日に当たる6月25日、マイケルさんが眠るロサンゼルス近郊のフォレスト・ローン墓地に多くのファンが訪れた中、英国から来た音楽制作会社勤務の宮里佐百合さん(43)=那覇市出身=はマイケルさんの墓にシーサーを供えた。

 静かに涙を流す人やマイケルさんの歌を合唱するグループなど、それぞれが思い思いに祈りをささげる中、宮里さんは「歌で愛と平和を訴えたマイケルに敬意を払いに来た。世界へ平和を発信するという意味でマイケルと沖縄の音楽は同じ使命を持っている」と話した。
 シーサーを供えたのは「マイケルの遺体が盗まれる可能性が高いと聞いたので、シーサーに守ってもらおうと思った」と沖縄の“守り神”に思いを託した。
 「音楽の使命」について宮里さんは「使命感が込められている音楽は、国境や宗教を超える普遍性を持つ。強いメッセージは戦いの過程で生まれる。アイルランドや沖縄もそうだ。世界の人々に愛されたマイケルのように、平和を訴える沖縄の音楽にも世界を駆け巡ってほしい」と話した。(平安名純代通信員)