【ボリビア】家族に感謝 劇に込め 日ボ学校母の日に発表会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
母親にプレゼントを渡す児童

 ボリビア国オキナワ移住地のオキナワ第一日ボ学校(安里幸子校長)はこのほど、学習発表会を同移住地第一地域公民館で開催した。

 当日はボリビアの母の日でもあり、内容も母親や父親、家族を意識した内容となった。児童生徒の家族だけでなく、地域の方々も招待され多くが集まった。
 第1部は日本語の部として行われ、1・2年生が劇「たいことひつじ」を演じた。特に1年生は今年2月に入学して初めての発表の場となり、緊張しつつも練習の成果をかわいらしく演じていた。
 3・4年生の朗読・寸劇「大切な家族」では、子どもたちだけの世界が一見自由に見えるが、実際は家族のいない悲しい世界であることを見いだした内容を、日常の何げない家族との会話を交えながら演じていた。
 5・6年生は大型紙芝居「ねずみのうちわ」を楽しく演じ、7・8年生は合唱「母ちゃんいつもサンキュー」を心を込めて歌った。
 また、第2部のスペイン語の部では、ダンスや合唱、合奏などが演じられた。
 3年生の中村麻衣さんと7年生の池原飛鳥さんは、母親に関する詩をスペイン語で朗読した。(木内一夫通信員)