【フランス】獅子舞など文化交流 保存会と小林流道場参加


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フランスで沖縄の伝統文化を紹介した那覇市首里末吉町の獅子舞保存会と沖縄小林流武聖館宮城空手道場のメンバー

 6月25~28日までフランス南部プロヴァンス地方のタラスコン市で開催されたタラスク・フェスティバルに那覇市首里末吉町の獅子舞保存会と沖縄小林流武聖館宮城空手道場が参加し、空手や獅子舞などの踊りを披露した。沖縄とタラスコン市との文化交流が交わされた。

 一行は浦添誠さん(44)を団長とし、20人が参加。フェスティバルに参加するきっかけとなったのは、プロヴァンス観光事務局からの推薦依頼を受け、県内の旅行業者の協力で実現した。タラスク・フェスティバルは起源が中世にまでさかのぼる伝統的な行事で、現在は毎年初夏に開催される。
 団長の浦添さんは「次の世代に沖縄の獅子舞を引き継ぐため、後継者育成として、このフェスティバルに参加した。参加できなかった人の分まで頑張ります」と意気込みを語った。
 沖縄小林流武聖館宮城空手道場の代表者である宮城修さん(49)は「海外は今回が初参加。フランスの意義あるイベントに参加できて大変光栄に思います」と語った。
 一行はタラスコン市長を表敬訪問し、市庁舎前で演舞を披露。フェスティバルの目玉である盛大なパレードにも参加した。