【ボリビア】華やかに「かぎやで風」で幕開け デイサービス交流会


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「かぎやで風」を踊った(左から)翁長武介さん、平良秋子さん、比嘉光子さん、神谷健さん

 第2回デイサービス交流会「参加型 福祉レクリエーションフェスティバル」がこのほど、オキナワ移住地第一地域のオキナワ日ボ協会文化ホールで開催された。ボリビア国のサンタクルス近郊では、日系人高齢者を対象としたデイサービスがオキナワ移住地(オキナワ日ボ協会主催)のほか、サンファン移住地(サンファン日ボ協会主催)、サンタクルス市(サンタクルス市日本人会主催)で実施されている。各地のデイサービスの出席者の交流を目的とした交流会は昨年サンタクルス市で行われ、2回目はオキナワ移住地で開催されることになった。

 オキナワ日ボ協会福祉部は実行委員会(津坂涼子委員長)を組織し準備を進めてきた。出席者は対象者が134人、招待者やスタッフを加えると300人近くとなった。パラグアイで同じく日系人対象のデイサービスを運営しているJICA日系青年ボランティアの友利陽子さんら4人も出席した。
 「参加型」とは、各プログラムを観覧するのではなく、自分でも体を動かしたり踊ったりして、プログラムに参加することによって交流を深めることを目的とする。最初は座って見ている人が多かったが、プログラムが進むにつれ参加する人が増えてきた。
 幕開けはサンタクルスのデイサービスの出席者4人による「かぎやで風」。大正琴(オキナワ移住地・サンタクルス)やハーモニカ(新城節子さん)、三線の演奏(第一地域三線愛好会)、独唱(大田加奈子さん)、朗読(山城徳子さん)、フラダンス(サンファン移住地)など参加者による演目が続いた。合唱では、呼吸法の指導を受けた後「ほたるこい」の歌を参加者が四つのグループに分かれ輪唱して楽しんだ。参加者全員が一ボリビアーノ硬貨を持ち、お互いにじゃんけんをして勝った方が相手の硬貨をもらえる内容の「億万長者」ゲームは盛り上がり、善平千代さんが優勝し参加者全員の硬貨を手にした。(木内一夫通信員)