【ぺルー】長寿祝福 苦労に感謝 基盤築いた75歳以上招き敬老会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
エンリケッタ真栄喜会長(左)から記念品と花束を受け取る仲程善樽さん=県人会館・西銘順治大ホール

 県系社会の基盤を築いてこられた75歳以上の高齢者を招いての敬老会がこのほど、県人会館・西銘順治大ホールで開かれた。婦人会(エンリケッタ真栄喜会長)主催で今年は例年になく厳しい寒さが続く中、定刻前から会場は大勢の高齢者で埋め尽くされ、100歳以上の高齢者6人に記念品が贈られた。

 大城アケミ幹事長の司会で婦人会歌を斉唱。主催者を代表してあいさつした真栄喜会長は、招待された高齢者の長寿を祝福し、これまでのご苦労に感謝の意を伝えた。来賓からは、ビクトル安里県人会長、リア坪山日系婦人会長、テオドロ津覇日系人協会長らがそれぞれあいさつした。
 高齢者を代表して親川義一さん(県人会顧問)は、お礼を述べた後、会の結束力に敬意を表した。最後に宇田川雅幸領事による乾杯の音頭で、会の発展と活躍を祈った。
 今年も招待を受けた高齢者の中から6人の100歳以上の人に、真栄喜会長から記念品と花束が贈られた。100歳以上の人は、仲程善樽さん(うるま市・102歳)、瑞慶覧長亀さん(南城市・100歳)、翁長はつ子さん(那覇市・102歳)、平川まかとさん(うるま市・106歳)、比嘉うしさん(北谷町・102歳)、比嘉かなしさん(名護市・101歳)。
 仲程さん、瑞慶覧さん、翁長さんが元気に参加。平川さん、比嘉うしさん、比嘉かなしさんは自宅療養中とのことで、家族が出席し記念品を受け取った。
 後半は出席者全員に婦人会手作りのお弁当が配られ、余興に移った。婦人会演芸部や芸達者な皆さんが多彩な芸を披露、余興が最高潮に達したころは、外の冷たさを忘れるほど、会場は熱気で暖まり、3時間の予定時間を超過して和やかな雰囲気の中、カチャーシーで幕が閉じられた。(赤嶺光弘通信員)