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ボリビア・サンタクルス市在住の伊芸栄子さんがこのほど、琉球舞踊玉城流玉扇会の教師免許を取得した。伝達式がオキナワ移住地オキナワ日ボ協会文化ホールで行われた。伝達式には玉城流玉扇希友会の金城順子会主、ブラジル・サンパウロ市玉城流玉扇会の城間和枝道場師範の城間和枝師範、中村侑史ボリビア日ボ協会会長、宮城和男ボリビア沖縄県人会会長らが参列した。
城間さんから伊芸さんに、免許状が手渡された。伊芸さんは、謝辞で「わが古里沖縄の芸能文化の発展に貢献していきたいという思いだけは持ち合わせております」と決意を表した。
伊芸さんは、恩納村出身。1961年第12次計画移民として、オキナワ移住地第二地域に移住した。その後サンタクルス市に転居。94年から1年間、金武町にある玉城流玉扇会池原シズ琉舞道場で学んだ。
その後、サンタクルス市在住の日系人の中から、琉舞を習いたいとの声が上がり、96年伊芸さんを中心に16人でサンタクルス琉球舞踊愛好会が発足した。オキナワ移住地入植50周年記念祝賀会など、日系団体の祝賀の舞台に数多く出演し好評を博している。(木内一夫通信員)