【ボリビア】7子弟に奨学金授与 沖縄県人会ピクニック


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 北米沖縄県人会のピクニックがこのほど、カリフォルニア州南部エルモンテ市のウィッティアナロー公園であり、7人の会員子弟に奨学資金が授与された。ピクニックは県人会の三大イベント(1月の新役員就任式典、10月のバザー)の一つで、設立当初から実施されている。500人の参加者は会員同士の久々の再会、友人らと昼食時のユンタクなど楽しいひと時を過ごした。

 奨学資金授与の条件は、会員の子弟でことし高校を卒業、9月の新学期から大学入学が決まっている成績優秀な者で、奨学資金委員会が認めた者となっている。奨学資金提供者5家族から与えられる金額は500ドル~1000ドルまでとなっており、高校時の成績によって授与額が異なる。授与される若者を代表してエリン・アラタ・イェキーさんが「奨学資金を与えてくださった沖縄県人会の皆さまに心から感謝します。大学に進学して一生懸命に勉学に励み、ウチナーンチュの1人として世界に貢献したい」と喜びを語った。
 午前11時から午後4時まで今川焼、チキンバーベキューなどを食べながら、琉球國祭り太鼓、朝一会三線グループの演奏、アイ・テシマさんのフラダンス、空手演武、沼田美智子さん、桃原昌男さんによるカラオケなどの余興を楽しんだ。最後に全員で盆踊り、カチャーシーに興じ、男女別グループに分かれて綱引きをして散会した。
 比嘉朝儀会長は「多くの方々の参加に喜んでいます。今後もウチナーンチュ魂を発揮されて、県人会発展のために努力されてください。来年は第5回世界のウチナーンチュ大会が開催されますので、できるだけ多くの人が参加されますよう、祈念いたします」とあいさつ。ピクニックが成功裏に終了したのは、会員によるボランティアのおかげだと感謝の意をささげた。
(当銘貞夫通信員)