【アルゼンチン】言葉の壁越え交流 海外県人会ホームステイ


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言葉の壁を乗り越え、県人らの歓迎を受ける派遣された高校生、大学生ら

 8月16日から27日まで県の2010年度海外県人会ホームステイ事業でアルゼンチンに派遣された高校生、大学生7人の歓迎会(在亜沖縄県人連合会主催)がこのほど、県人会館大サロンで開かれた。未来の沖縄ネットワーク構築のため今回初めてアルゼンチンを訪れた。出身地別に人が集まっての歓迎会とあって、それぞれ故郷の話でにぎわった。

彼ら若者たちは言葉の壁を乗り越えて、和気あいあいと交流を楽しんだ。
 余興では、アルゼンチンの若者たちが舞台をいっぱいに使って琉球國祭り太鼓を演舞した。それに負けまいと沖縄からの参加者も三線を抱えて沖縄民謡を披露し拍手で盛り上がった。
 今回派遣されたのは池原ななえさん(琉大3年、浦添市)、喜久里瑛(あき)さん(沖国大4年、那覇市)、盛田みつきさん(名桜大1年、那覇市)、大里洋人君(与勝高1年、うるま市)、太田利奈さん(那覇西高2年、那覇市)、福井紫織さん(宮古高2年、宮古島市)、山城里沙さん(コザ高2年、うるま市)。県交流推進課の宮城康一郎主任が引率した。
 歓迎会では沖縄県人連合会の新垣定二会長が歓迎のあいさつをした。引き続き派遣された高校生、大学生一人一人が自己紹介した。全員がアルゼンチンに来るのは初めてで、見るもの聞くもの珍しく、大変満足したと話した。
 翌日は、ブエノスアイレス郊外にある「うるま園」で県人会の若者を集めて、アルゼンチン独特のアサード(焼き肉)で歓迎会があった。
 歓迎会の後は、広い運動場で友達になった者同士遊んだり、県人会の高齢者が遊んでいるゲートボールを見たりして過ごした。
(新垣善太郎通信員)