【アルゼンチン】7人トーカチ祝い 県人連合会 500人が祝福


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新垣定二会長(左端)のあいさつを聞くトーカチを迎えた人たち

 アルゼンチン県人連合会恒例のトーカチ祝い(同連合会主催)がこのほど、ブエノスアイレスの本会館で、500人余りの祝賀客が出席して開催された。今回は昨年に比べてトーカチを迎えた人たちの出席は少なかったが、それでも7人が参加して後輩たちから祝福されていた。

 トーカチを迎えた主賓は仲地善孝さん、親川要徳さん(以上本部町)、田港朝寿さん(今帰仁村)、前栄田義亮さん(名護市)、呉屋文子さん(西原町)、新垣ウシさん、金城スミさん(以上南城市・かっこ内は出身地)。
 新垣定二会長が開会のあいさつで「これまでご苦労もあったでしょうが、今日の日を迎えて八十八年になります。こんなにお元気な姿に接することができて、これ以上の喜びはありません」と述べた。
 市町村人会を代表して与那嶺義勝氏が「本日は沖縄風に88歳のお祝いをトーカチといって開催できたことは実に素晴らしいと思います。しかも外国とはいえ、ウチナーグチで暮らせるのは、アルゼンチンだけではないかと思います。これは皆さまのおかげだと思います」と祝辞を述べた。
 舞台では子や孫たちが踊る中、当日のごちそうであるアサード(焼き肉)が出された。主賓の7人は楽しそうに目を舞台に向けていた。
(新垣善太郎通信員)