【アメリカ】敬老感謝の日 長生き「毎日リラックス」 北米県人会カジマヤー・クラブ


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敬老感謝の日の催しに参加したジョン城田さん(手前左)ら会員=ガーデナ・バーレー日系人会館

 北米沖縄県人会カジマヤー・クラブはこのほど、80歳以上の会員を招待して、敬老感謝の日を祝う行事を開催した。県人会員の80歳以上の高齢者は294人で、当日の参加者は200人、そのうち90歳以上が12人、80歳以上が70人、高齢者は計82人が参加した。90歳以上には特別の記念品と花束、80歳以上には紅白まんじゅうが贈られた。

 開会に当たって比嘉朝儀県人会長は敬老の日を祝う式典の初開催は約10年前で、なぜカジマヤー・クラブと命名したかなどについて説明した後、「カジマヤー・クラブの皆さま、こんにちは。家族ともどもいらっしゃってくださりありがとうございます」とあいさつ。「グスーヨーヌ、ウミムチ、グゥテェーシチウガディ、アチャ、ガフウニングァンソーイビーン」(皆さまの御身大切を拝み、明日の果報を念願しております)とウチナーグチで結んだ。山内しげ子カジマヤー・クラブ部長は「会員の最高齢者は与那城出身の山城常子さんで、今年100歳。皆さまも思い煩わずナンクルナイサの気持ちと軽い運動と音楽などでリラックスされて、毎日をお過ごしください」と話した。
 トウガンスープと弁当で昼食の後、琉球舞踊などを楽しんだ。琉球國祭り太鼓、眞境名愛子さんと門下生の金城さゆり・さち姉妹が琉球舞踊、安冨祖流朝一会の琉球民謡、粟屋会が琴の演奏などをボランティアで披露した。
 作家のジョン城田さんは「高齢に達し、県人会へもそうたびたび来ることが難しくなったが、久しぶりに県人会に来ることができ、友人とも歓談した」と県人会に感謝した。
(当銘貞夫通信員)