【アメリカ』練習の成果 華やかに 与那嶺恵子琉舞リサイタル


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フィナーレで「黒島口説」を踊る(前列左から)キョウ・与平名、ジョセフ・ジョーンズ、ミヨ・安次富、アキコ・山内の若手門下生ら=ガーデナ市

 玉城流冠千会与那嶺恵子琉舞道場が「温習会」と銘打ち、琉球舞踊リサイタルをカリフォルニア州ガーデナ市の仏教会会場でこのほど開催した。
 招待客300人が門下生らの練習の成果を見たいと、南カリフォルニアやアリゾナ州ツーソンから駆け付けた。

 与那嶺恵子さんはカリフォルニア州オレンジ郡オーシャンサイドに琉球舞踊の道場を開設して30年余、ベテランから若い世代まで多くの門下生がいる。厳しい中に優しさがあり、その指導には定評がある。
 2009年琉球新報古典芸能コンクール最高賞のジョセフ・ジョーンズさんが「高平良万才」、同コンクール優秀賞のアキコ・山内さんが「前の浜」を華麗に舞った。
 今後期待のホープとしてキョウ・与平名、ミヨ・安次富、アイ・テシマ、ジェシカ・日高の若手門下生らが多彩な演技を見せた。
 当日の進行は新垣キクさんが務めた。
 安次富正信冠千会後援会長は「与那嶺恵子師匠はじめ多くの方々と協力して、今後の琉球芸能の発展に努力していきたい」と、抱負を述べた。
(当銘貞夫通信員)