【アメリカ】SIFE世界大会に県内大学生4人参加


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沖縄県人会ヤング会員との懇談会に出席したサイフ参加の大学生ら=沖縄県人会センター

 10月10日からの3日間、連日2千人以上が出席したカリフォルニア州オレンジ郡アナハイム・コンベンションセンターで行われたSIFE(StudentsInFreeEnterprise=サイフ)ワールド・カップ世界大会に沖縄大学、沖縄国際大学、琉球大学から4人が参加、みらいファンド沖縄の宮里大八専務理事と小阪亘代表理事が支援者としてロサンゼルス入りした。

11日夜には北米沖縄県人会ヤング会員と懇談した。
 沖縄からの6人と本土の大学生4人が出席、英語で今回の訪米の目的、自己紹介、今後の抱負など交流と親善を図った。沖縄代表の4人はみらいファンドが県民から募った60万円を使い、今回の大会に参加できたいきさつを紹介した。
 琉球大学3年の牧志朝英さんはサイフに参加した理由を「沖縄の大学生が自ら社会貢献やビジネス活動を起こすことで、沖縄社会や経済に少しでも貢献して、今後の沖縄を担っていくリーダーが育っていってほしいという思いがあり活動している」と強調。宮里専務理事は「2015年までに沖縄からノーベル平和賞受賞者が選出されるような地盤固めをしていきたい」、案内役の当銘由洋さんは「自国の経済・社会基盤を認識して、健全で強固な産業の育成を描く学生の講演は圧巻でした。沖縄から参加した学生は、強烈な刺激を受けたのではないか」とコメントするなど白熱した討論になった。
 サイフはアメリカ・ミズーリ州に本部を置き、40カ国、1500以上の大学が参画する世界で最大規模の教育に関する国際的NPO。大学生が、社会的な課題をビジネスの手法を用いて解決する企画を実践し、その社会的意義や経済的効果を訴え、評価してもらう場を毎年10月に開催している。全世界で協賛企業からの年間1900万ドルを超す支援金で運営されている。(当銘貞夫通信員)