【アルゼンチン】大宜味村人会75周年 隆盛ぶり紹介、先輩に感謝


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式典であいさつする宮城タカシ会長

 創立75周年を迎えた在アルゼンチン大宜味村人会の記念式典がこのほど、ブエノスアイレスの沖縄県人連合会館の大サロンで盛大に開催された。大宜味村人会は大世帯ではないが、それでも当日は160人の村人と北部各市町村人会の会長や代表者、そして在亜沖縄県人連合の新垣定二会長を招待してにぎやかな式典が催された。

 宮城タカシ村人会長(2世)がスペイン語で「わが村人会も本日、創立75周年を迎えることができました」と先輩に対する感謝の気持ちと喜びを語った。
 続いて幹事代理の宮城郁さんが日本語で会のこれまでの活動と経緯を話し、会としては小規模だが、国会議員の立候補者を出したり、県人会や日本人会のカラオケ大会などで優勝者を出して常に団体活動では上位を占めていたなどと、会の隆盛ぶりを紹介した。
 最後に崎間幸久さんが「これまで、移民は言語、習慣の違いで苦労したが、日常生活の憩いの場所として村人会を結成し、努力してきた。おかげで医者6人、弁護士2人などを送り出している」と述べ、崎間さんの音頭で乾杯した。
 島袋義久大宜味村長からのメッセージもあり、宮城郁さんが代読した。
 舞台では余興が続けられている間に夕食時間となって、いよいよアサード(焼き肉)が配られた。カチャーシーで有終の美を飾った。(新垣善太郎通信員)