【アルゼンチン】創立50周年盛大に祝う 野村流亜国支部


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祭典式場で祝杯を上げる野村流亜国支部会員ら

 アルゼンチンの野村流亜国支部が創立50周年を迎え、在亜沖縄県人連合会館の大サロンでこのほど盛大な記念祝賀祭典を催した。祭典は祝賀客でいっぱいとなった。野村流亜国支部は1960年、大城永牛氏(北中城村出身)が初代会長として今日まで続いてきているが、常にウチナーンチュの心のよりどころとしてあり、参加者も半世紀の歩みを祝福した。

 祭典は祭典総務委員長の与那嶺義勝氏が開会を告げ、野村流亜国支部長の新門定雄氏があいさつした。
 沖縄県本部の照屋勝義氏からの祝賀メッセージを稲嶺盛信氏が代読、「文化は海を渡ると強くなると言われている」とメッセージ中で述べているように、アルゼンチン文化の中で力強く生き続けていることに参加者も意を強くした。
 続いて後援団体として在亜沖縄県人連合会長の新垣定二氏、野村流ブラジル支部長喜友里智辰氏、筝曲興陽会亜国支部長の新崎スレマ氏そして最後に邦字紙「らぷらた報知」社長の比嘉善雄氏らの代表者がそれぞれあいさつした。ブラジルから野村流ブラジル支部団員が数十人参加して花を添えた。
 式辞の後に、功労者に対し功労賞や感謝状贈呈があり、栄口朝行氏によって乾杯の音頭が取られ、クヮッチー(ごちそう)をつつきながら、余興に移った。
 余興は三線を専門とする団体とあって、これまでにない演目が多く演じられて観衆を喜ばせていた。
(新垣善太郎通信員)