【アメリカ】浦添市が北米移民調査 津波、石川両氏がロス訪問


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歓迎会に参加する(前列左から)金城義男さん、比嘉朝儀県人会長、津波清浦添図書館長、石川友紀琉大名誉教授、アンショー・ウチマさんと県人会役員(後列)ら

 市制40周年を記念して浦添市(儀間光男市長)は「浦添市史」に、同市ゆかりの海外北米移住者のページを加筆することを決定。調査員として、浦添市立図書館の津波清館長と石川友紀琉球大学名誉教授がこのほどロサンゼルスを訪れ、沖縄県人会での調査を行った。

 ロサンゼルスの新1世(戦後)移住者、2世、3世までを調査対象にしたいとの意向で、県人会名簿から16家族と連絡を取り、保険業で成功した実業家金城義男さんと、2世で作家のアンショー・ウチマさんの2人がインタビューに応じた。
 金城さんのインタビューはアナハイムヒルズの自宅で行われた。プールやテニスコートがあり、見晴らしの良い高台の豪邸に2人は新1世の成功者を見た。ウチマさんのインタビューはホテルで行われた。インタビュー前日には調査に訪れた2人をウチマさんが自宅に招待し、数冊の著書や写真家の弟が撮影した作品などを紹介した。
 「浦添出身の2人の重厚な方にめぐり会えることができ、感謝いたします。浦添市史に刻まれることでしょう」と津波館長は多くの人の協力で調査が成功裏に終了したことへ感謝の意を述べた。調査前には沖縄県人会役員と浦添関係者が集い、調査員2人の歓迎会も開いた。
(当銘貞夫通信員)