【ぺルー】節目の新年 飛躍誓う 移住105年、県人会創立100年


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新年会の幕開けを飾る元市町村研修生による「かぎやで風」。(左から)すえみ新垣(北中城村)、へいじ平良(沖縄市)、リデイア仲村(金武町)

 ペルー県人会(ビクトル安里会長)と婦人会(エンリケッタ真栄喜会長)恒例の新年の門出を祝う合同祝賀会が9日、県人会館・西銘順治大ホールに500人の祝賀客が詰め掛け盛大に開催された。年頭のあいさつで安里会長は、これまで県人会の発展に大きく貢献してきた先人たちに感謝し「今年は県人移住105周年、県人会創立100周年、会館建設30周年という、大きな節目の年を迎える。5月29日に予定する記念祝典を一致団結して成功に導こう」と決意を述べた。

 安里会長は同時に「第5回世界のウチナーンチュ大会には、1人でも多くの方に参加していただきたい」と呼び掛けた。
 祝賀会には、在リマ日本大使館の宇田川雅幸領事、テオドロ津覇日系人協会会長、赤嶺貴子日系婦人会会長はじめ、セシリア小橋川リベルター沖縄県人会会長ほか各市町村人会代表らが出席、祝賀会を盛り上げた。
 真栄喜婦人会長もあいさつし「婦人会としても微力ながら側面から支援・協力していきたい」と語った。会場には「卯(う)年」生まれの26人の年男、年女が登場、それぞれに記念品が贈られた。
 宇田川領事による高らかな「サルー」の掛け声に合わせて乾杯。会場の祝賀客は「今年こそは、ウサギのように、大きく跳びはねて飛躍の年にしようではないか!」とお互い抱負を述べ合っていた。(赤嶺光弘通信員)