【ボリビア】交流深め新年祝う 成人式は10人が誓い


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 オキナワ移住地の新年会、成人式がこのほどあり、県人ら関係者が2011年の始まりや新成人の門出を祝福した。
 オキナワ移住地第一地域新年会は1日、同地域体育館であり、関係者多数が参加した。通常は運動公園を会場にしているが、今年は降雨が予想されたため屋内になった。

 新年会では今年の年男・年女たちに記念品が贈られた。比嘉徹さんの音頭で乾杯し、三線愛好会による「かぎやで風節」などの演奏もあった。食事をしながらの交流ではバレーボールなどで楽しんだ。慣れていない人のため柔らかいボールを使い、子どもも交じって楽しく試合をしていた。
 オキナワ移住地の日ボ協会(中村侑史会長)が主催する成人式は15日、日ボ協会文化会館で行われた。今年の該当者15人のうち、国外滞在者などを除く10人が出席した。在サンタクルス出張駐在官事務所の石井清史参事官などの来賓のほか、新成人の家族など多数が参列した。中村会長は、あいさつで「人生の全ての問題において、失敗を恐れず、自分を信じて」と新成人を激励。石井参事官も「沖縄移住地の一員であることを忘れないで、自分の夢を実現していくように」と述べた。
 記念品贈呈の後、新成人を代表して中村真由美さんが謝辞を述べ「今後のオキナワ移住地やボリビア国の発展に寄与する人材となる」と決意を示した。式の後は、家族や親類と記念撮影をしながら、喜びを共にした。(木内一夫通信員)

新年会に参加する年男、年女の人たち