【ボリビア】南米の青年(ニーセー)結束 4カ国42人が交流


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ニセターツアーに参加した若者たち

 2011年「ボリビアニセターツアー」(ボリビア沖縄県人会=宮城和男会長=主催)が1月21~27日、サンタクルス市、オキナワ移住地などを会場に開催された。国内外の県系青年(ニーセー)たちとの結束強化を図り、ボリビアの移住者に伝わる沖縄の伝統や、先輩移住者の活動を知ることを通して、若者が未来を考えることを目的としている。

 第1回は2007年にペルーで、その後2年続けてアルゼンチンで行われた。ボリビア沖縄県人会は宮城和男実行委員長の下、青年たちによってスタッフ委員会(中田モニカ代表)を組織し、準備を進めてきた。
 今回、国外からの参加者は6人(アルゼンチン3人、ブラジル2人、ペルー1人)。国内参加者は25人、スタッフ11人の合計42人が参加した。参加者のほとんどは3世で13歳から24歳が集まった。サンタクルス中央日本人会日系ホールを会場に開会夕食会が行われた。参加者とその家族やホームステイ受け入れ先の家族などが参加した。
 中田代表は「ボリビアでこのようなイベントを開催するのが大きな夢だった。多くの方と知り合うことができ、一緒に行動できてうれしい」とあいさつした。その後、国外からの参加者は自国の紹介をし、参加者全員が歌やダンスなどを披露した。最後のダンスでは大いに盛り上がった。ツアー中はエイサーやウチナーグチ講習、オキナワ移住地訪問、牧畜農業講習などを通して交流を深めた。(木内一夫通信員)