【インド】沖縄文化協公演 芸能交流 地元紙1面に


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沖縄文化民間交流協会の公演の模様を伝えるインドの新聞

 NPO法人沖縄文化民間交流協会(東京都、玉城正保理事長)はこのほど、県内の芸能家ら17人による交流団をインドに派遣し、2カ所で公演した。地元紙が公演の様子を1面に写真入りで伝えるなど、芸能を通して沖縄・インドの交流拡大に貢献した。

 1989年に設立された同協会はこれまで22カ国、70都市で沖縄の伝統芸能を披露。毎年世界各地に交流団を送っている。
 インド公演で現地紙は「観衆は親しみを持って聞いていた」など沖縄芸能が受け入れられたことを伝えた。公演の最後に披露されたカチャーシーでは、観客のインド人も舞台に上がり、全員で曲に合わせ笑顔で踊った。
 玉城理事長(86)は「反響があってうれしい。沖縄の文化はインド人の心に通ずるものがあったと思う。互いに理解を深め、今後も草の根の交流を拡大したい」と成功を喜んだ。
 交流団に参加した舞踊家の玉城敦子さん(51)=糸満市=は「言葉を超えたつながりを感じた。客人をもてなす心、時間に追われることなく今を大切にして過ごすところは沖縄とそっくりだった」と話した。