【アメリカ】マグワイヤーさん、ユタ州県人会長に


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新年会で琉舞を披露するユタ州沖縄県人会の会員

 ユタ州沖縄県人会(会員48人)は5日、2011年新年会と会長、副会長の引き継ぎ式をソルトレーク市内のクラブハウスで行い、42人が参加した。これまで8年、会長職を務めた牧志エンヂェルさんが副会長職に就き、新会長にはマグワイヤー道子さん(旧姓松本、那覇市出身)が選ばれた。

 マグワイヤーさんは1994年と95年に会長を務めており、ユタ州沖縄県人会では最年長の76歳。同県人会で沖縄の文化を最も愛し、沖縄を知る人としてマグワイヤーさんの右に出る者はいない。
 一方、同県人会はこれまで琉球舞踊を地域に紹介する芸能部(デービースみつ子部長=旧姓知念、那覇市出身)と個人経営の沖縄空手道無想会(新垣清会長)が沖縄の文化を紹介してきた。2年前にカリフォルニア州サンディエゴからユタ州に移住した三線師範(前川流政絃会)のカーンズあきこさん(旧姓金城(かねしろ)、沖縄市出身)が加わり、活動が目覚ましく活気を増している。
 三味線部は現在十数人の弟子を抱え、今年は昇格試験に初挑戦のために帰沖する弟子も数人いるという。
 同県人会は今年10月の世界のウチナーンチュ大会を通してユタ州と故郷沖縄との懸け橋となるようにとさまざまな企画に意欲を高めている。
 (ユタ州沖縄県人会、牧志エンヂェル副会長)