【アメリカ】沖縄選手は意志強靭 プロゴルファー黒川エレナさん 来沖経験振り返る


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カヌチャゴルフクラブを訪れた際の黒川エレナさん

 アメリカ女子プロゴルフ協会(USLPGA)傘下のフューチャーズ・ツアーで、明日のUSLPGA選手を目指して日々練習に励んでいる黒川エレナ(英礼奈)さんが2009年2月からの約3カ月間、沖縄に滞在した経験を語った。来沖の主なる目的は、日本女子プロゴルフ協会のツアーを自分の目で確かめ、機会があれば参加を模索することにあった。スポンサーのエナジック社がバックアップした。

 黒川さんは東京生まれ。7歳の時アメリカへ移住、中学時代からゴルフを始めた。ネバダ州立大学ラスベガス校卒業までに多くの大会で優勝、06年プロテストに合格した。ロレーナ・オチョアのようなプレーヤーを目指している。
 08年末、エナジック社最高経営責任者の大城博成さんが、スポンサーとして支援することになった。09年の来沖は日本女子プロゴルフ協会の参加権取得が目的だったが、惜しくもかなわなかった。
 沖縄滞在の数カ月間を黒川さんは「大城さんをはじめ沖縄の多くの人から受けた親切が忘れられない」と言う。また「沖縄出身のプロは全体的に小柄だが、強靱(きょうじん)な意志を持ち、飛ばし屋が多く、技術面で優れている。特に宮里美香選手の短期間での成長は素晴らしい」との印象を語った。(当銘貞夫通信員)