【ブラジル】伝統 後世に伝える 琉舞協会新年会 新会長ら抱負


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ブラジル琉舞協会の(左から)新会長の知花千恵子さんと城間和枝さん

 ブラジル琉球舞踊協会の新年会が、このほど県人会館サロンで行われた。知花千恵子新会長はじめ新役員の紹介もあり、沖縄の伝統文化継承へ抱負を述べた。
 創立から19年目を迎える同協会は、玉城流小太郎会(師範3人、教師17人)、玉城流玉扇会(師範2人、教師5人)、玉城流てぃだの会(会主、師範2人、教師1人)、太圭流華の会(師範1人、教師2人)の4流派、約450人の会員で構成されている。

 近年は舞踊コンクール参加者の多くが3、4世になってきており、昨年のコンクールには5世も登場した。同協会では一昨年から新人部門の審査員に2世の教師を加えるなど、活性化に向けた組織づくりにも力を注いでいる。
 新年会では、前会長の城間和枝さんが「皆さんの協力を得て、3期6年間の会長役を無事に務めることができた。その間に移民100周年という大イベントがあり大変ではあったが、成し遂げた充実感を味わうことができた」と感謝の言葉を述べた。新会長の知花さんは「沖縄の伝統芸能をこの地で正しく伝え、後世につないでいくために新役員と共に頑張りたい」とあいさつした。
 与儀昭雄県人会長、与那覇朝昭事務局長の来賓祝辞の後、舞台で「かぎやで風」などが披露された。
 新役員は次の通り。
(敬称略)
▽会長=知花千恵子
▽第一副会長=古我知百合子
▽第二副会長=島袋順子
▽書記=具志堅シゲ子
▽第一会計=城間和枝
▽第二会計=具志堅洋子
▽企画=大嶺初枝・仲本末子・高江洲祥江・岸本まゆみ
▽監査=島袋順子・天願末子・宮城ふみ子(与那嶺恵子通信員)