【ペルー】交流深め競技に熱 沖縄祭り・スポーツ大会に4千人


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2009年総合優勝チーム、うるま市郷友会のノルマ天願会長(右)からビクトル安里県人会長(左)に優勝旗が返還される

 在ペルー沖縄県人会(ビクトル安里会長)主催の第2回沖縄祭りと、第6回市町村対抗スポーツ大会開会式がこのほど、県人会館・前庭と第1サッカー場で約4千人の県系人が詰め掛ける中、盛大に開催された。

 晴天の下、会館前に設置されたスタンドで日本食品やペルーの食材などが展示即売された。水泳プール横の庭に設置されたスタンドでは在ペルー市町村人会が腕によりをかけた沖縄料理やペルー料理などのスタンドが一斉にオープン、大勢の買い物客でにぎわった。 第1サッカー場では、軽快なマーチで、在ペルー沖縄婦人会、国頭、大宜味、今帰仁、本部、名護、宜野座、うるま、沖縄、北谷、北中城、中城、浦添、西原、那覇、南城、八重瀬、糸満の各市町村代表団のほかにゲートボール大会に出場する熊本、福岡など他県も含めて計20チームが入場行進に参加した。
 安里会長の歓迎の辞で始まった大会セレモニーは、ペルーを代表するカーレーサー、クリスティアン小橋川さんによる選手宣誓、2009年度総合優勝を果たしたうるま市郷友会チームからの優勝旗の返還で開会式は終了。開会式後には、サッカー、ママさんバレー、ゲートボール、フットサル、チェスなどの競技が行われ、2カ月以上に及ぶ大会が開幕した。
 県人会館・西銘順治大ホール内で沖縄の伝統芸能の歌・三線、琉球古典舞踊や軽快な雑踊り、琉球國祭り太鼓ペルー支部による勇壮な踊りなどが次々に繰り広げられ、会場いっぱいの観客を魅了した。(赤嶺光弘通信員)