【ブラジル】心つなぎ、絆深める ブラジル南城市民会 新年祝賀・敬老会


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約200人の来場者でにぎわった南城市民会の新年・敬老会

 ブラジル南城市民会(垣花輝明会長)はこのほど、県人会本部会館で第5回新年祝賀会・第一回敬老会(津村勇実行委員長)を催した。ブラジル全国に約320家族会員がいる。新年会には毎年約200人が参加している。今年は兼島ウトさん(94)=旧玉城村出身=をはじめ来場した17人の80歳以上の高齢者に、垣花会長からそれぞれ記念品が贈られた。

 開会式で垣花会長(旧玉城村出身・2世)は「こうして皆で新年を祝うことで、ウチナーンチュの心と絆を強めることができる。執行部の中に研修生OBを中心にした交流委員会が組織され、会の活動に若い人たちの意見が反映されるようになった」と述べ、さらなる会員の結束と協力を要請した。津村実行委員長、城間加慎副会長のあいさつ、与儀昭雄県人会長が祝辞を述べた。
 古謝景春南城市長からの新年のメッセージも披露された。最後に勢理客光信さんが敬老者を代表し謝辞を述べた。与那嶺真次県人会副会長の乾杯の音頭の後、会員持ち寄りのごちそうを囲み、歓談・会食に移った。
 舞台では斉藤悟さん(2003年度大里村研修生)が主宰する琉舞道場の踊りをはじめ、会員による民謡、カラオケが披露され新年会を盛り上げた。
 会場には昨年11月から南城市で研修中のイーベス・ケンゾウ・ミネイさん(18)の研修生活を紹介する写真も展示された。今年から南城市からの研修生を受け入れる計画も進められており、同会は交流を活発にしたいと張り切っている。1期2年の会長職は旧知念村、旧佐敷町、旧玉城村、旧大里村の持ち回りとなっている。(与那嶺恵子通信員)
 新役員は次の通り。(敬称略)
▽会長=垣花輝明
▽第1副会長=城間加慎
▽第2副会長=新里哲雄
▽第3副会長=糸数晃
▽会計=嶺井のぼる
▽第1日本語書記=山城八重子
▽第2日本語書記=城間紀美子
▽第1ポルトガル語書記=外間ルシア
▽第2ポルトガル語書記=新垣美枝