【ブラジル】新会長に与那嶺さん 県人会が定期総会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
就任あいさつをする与那嶺新会長(中央)ら新役員

 ブラジル沖縄県人会・沖縄文化センターはこのほど、県人会本部会館で第74回定期総会を開き、役員や支部代表者など約100人が出席した。2005年から3期6年務めた与儀昭雄会長が退任し、新会長に県費留学生OBの与那嶺真次第一副会長(60)=2世=が選ばれた。

 役員改選は、唯一提出された与那嶺第一副会長を会長とする役員候補連記名簿が承認された。続いて監査役選挙が行われた。
 与那嶺新会長は、父親が名護市久志、母親が南城市佐敷出身。これまでに青壮年会、中央支部長、県人会副会長、文化センター理事長などを歴任。また1990年から県の民間大使、WUBインターナショナル会長(05~08年)も務めた。与那嶺新会長はあいさつで「80年に県費留学生として沖縄の土を踏んで以来30年、ひたすらウチナーンチュのことだけを考えてやってきた。これからも同じ気持ちで頑張りたい。8月には県人会創立85周年記念式典、10月には世界のウチナーンチュ大会がある。皆で盛り上げよう」と会員の協力を求めた。
 午前中は10年度会務・会計報告があり、午後からは崎間達雄氏を議長に、11年度主催行事、予算・年会費が審議され承認された。続いて評議委員会が崎間、与那嶺ルーベンス両氏を特別相談役に推薦し、承認された。サント・アンドレー支部から、15の本部年中行事の見直しが提案され、審議の結果、改革委員会を設置し検討することになった。
 11~12年度役員は次の通り。(敬称略)
▽会長=与那嶺真次
▽副会長 第一=松堂忠顕、第二=垣花輝明、第三=島袋安雄、第四=西原正三
▽書記 第一=玉城ロベルト、第二=大城賢治
▽会計 第一=嶺井俊夫、第二=金城ルイス
▽監査役 正=宮平守雄・平良栄子・上原真栄。補充=亀谷義武・津村勇・新里哲雄