関係の構築、学生が議論 ウチナーンチュ大会プレイベント


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ウチナーネットワークとの関わりについて議論する参加者たち=26日、西原町の琉球大学大学会館

 「第5回世界のウチナーンチュ大会」プレイベント・グローバル次世代プロジェクトが26日、琉球大学の大学会館で開かれた。海外研修で県系人や外国人との交流を経験した県内在住の学生たちが体験を報告し、世界に広がる沖縄出身者や県系人とのネットワークとの関係構築について議論した。

 10月に開かれる第5回大会への県内での機運を高めることが狙い。学生や社会人ら約100人が参加し、大会に向けて、今後も月1回程度学習会を開いて議論を深めることを決めた。
 学生たちは、米国や中国、韓国などでの研修を通して「海外に飛び回っていろんなことを吸収し、沖縄に貢献できるようになりたい」「人と人とのつながりの大切さに気付いた」などと成果を報告した。その後の小グループでの議論では「若者が海外との関わりを持つための場所が必要ではないか」などの意見が出た。
 米国研修について報告した宮城未来さん(20)=琉大2年=は「沖縄のために大人に負けないよう、若者で盛り上げていきたい。ウチナーンチュ大会での交流も大切だが、つながり続けていくかが課題だ」と話した。
英文へ→“The 5th Worldwide Uchinanchu Festival” Pre-Event: Global Next Generation Project