避難者招待を検討 世界のウチナーンチュ大会


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第5回世界のウチナーンチュ大会のイベントなどを決めた第3回実行委員会=26日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル

 10月に開かれる第5回世界のウチナーンチュ大会の第3回実行委員会(会長・仲井真弘多知事)が26日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれ、大会の具体的イベント内容を盛り込んだ事業計画や予算などを承認した。大会事務局は沖縄へ避難してきた被災者たちの大会招待を検討していることを明らかにした。

 仲井真知事は「沖縄を元気に、海外ウチナーンチュも元気に、そして東日本大震災の被災者たちに元気を送る大会にしよう」と呼び掛けた。
 実行委員会では具体的イベントを決定。これまでの大会は宜野湾市の沖縄コンベンションセンターを主会場にし収容人数の制約のため、多くの一般県民が参加できなかったが、今回は1万5千人収容の沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に設定。多くの県民や観光客にも参加を促す方針を示している。
 大会は10月12日の前夜祭パレードを皮切りに、13日に開会式、16日のグランドフィナーレまでに、チャンプルー交流祭ステージイベントや、ワールドバザール、世界のウチナーンチュ世界・平和・未来展など多彩なイベントを繰り広げる。