社会

【ドイツ】独で「ひめゆり」上映 日本人学校で180人鑑賞

映画「ひめゆり」を鑑賞するデュッセルドルフ日本人学校の子どもたち

 プロダクション・エイシアと県女師一高女ひめゆり同窓会が共同製作した長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」(2007年)がこのほど、ドイツ・デュッセルドルフ日本人学校(福森洋一校長)で上映された。小学部5年~中学部3年まで180人が鑑賞した。2時間の長編ドキュメンタリーを食い入るように見る児童生徒たちは上映後の感想で、沖縄戦の体験を継承しようと証言した人たちに感謝するなど、沖縄の歴史に理解を深めた。

 2010年にケルン日本文化会館で上映されたのをきっかけに、デュッセルドルフ恵光ハウスで2回上映された。それを鑑賞した同学校事務局長・木田宏海氏はこの映画を子どもたちにぜひとも見せたいと働き掛け、海外初の日本人学校での上映が実現した。
 児童生徒の反応はさまざま。「口にするのも恐ろしい、そんな気持ちを抱きながらも、話していただき、感謝の気持ちでいっぱい」と証言者に敬意を示す子どももいた。このほか「ひめゆり学徒隊が、兵士でもないのに半数以上が亡くなってしまったことが衝撃的だった」「自決を強いられたことが残酷だった」「昔の沖縄はこんなにひどい戦争に巻き込まれていたんだなあと思った」などと話した。
 この映画を初めて鑑賞した沖縄出身の西表りか教諭は「今回のひめゆりの映画で、語ってくださった方の勇気と思いの深さを忘れず、体験していない私たちも、語り継いでいかなくてはならない。木田事務局長のように沖縄戦について、熱意を持って伝えてくださった方がいらっしゃるということは、私たち沖縄県民にとっては、とても心強いことだと思う」と語った。
(外間久美子通信員)
英文へ→Himeyuri screened in Germany: 180 people view the documentary in Japanese school



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