【イギリス】日本文化伝え義援金 アシュミッド校、県人家族ら


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アシュミッドプライマリースクールで行われた県人らによる東日本大震災の募金活動

 3月11日の東日本大震災後、英国ロンドンでも、企業や団体、個人でさまざまなチャリティーが開催された。ロンドン南西部アシュミッドプライマリースクールでは、県出身者を含め3人の邦人保護者らが、同校有志の保護者らと企画し、丸一日を「HOPE FOR JAPAN DAY」として義援金を募った。

 校外からも県人4人がボランティアに参加。朝9時の登校時は紅型姿の新川三千代さんが沖縄民謡をバックに、四つ竹で児童を出迎え、ボランティアと共に募金活動を実施。全校朝会では、現在の日本の状況のレクチャーと、県出身者の山内盛彰氏の指導の下全生徒で「ニッポンチャチャチャ」のパフォーマンスを行った。その後ボランティアらは各教室を回り、折り紙の鶴やかぶとなどを作り、それに児童一人一人に日本語で名前を書く特別授業を行った。
 放課後には保護者持ち寄りのケーキや、日本食の販売も行い、その収益全額を英国赤十字社に寄付した。(森田恵美子通信員)