キャラバン隊、来月北米でPR ウチナーンチュ大会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
キャラバン隊派遣に向け意気込みを語る県文化観光スポーツ部の平田大一部長=25日、県庁

 10月開催の第5回世界のウチナーンチュ大会に向けて、県は6月1日から10日間の日程で、仲井真弘多知事を団長とする北米キャラバン隊を、カナダとアメリカの2カ国(5都市)に派遣し、大会開催や意義をPRする。

 同行する平田大一県文化観光スポーツ部長が25日、県庁で会見し「県系人に積極的な参加を呼び掛けたい」と意気込みを語った。
 キャラバン隊は県人会があるカナダのカルガリー、レスブリッジ、アメリカのニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルル(ハワイ)の順に訪問。各県人会を対象に説明会を開き、前回大会のDVD上映や意見交換で、大会の機運を盛り上げる狙い。そのほか、在外公館や日系向けラジオ、新聞社など関係機関を訪ね、取材の協力を依頼し、大会参加を呼び掛ける。
 仲井真知事が団長を務めるキャラバン隊は初めて。平田部長は「大会は世界のウチナーンチュの交流促進に加え、震災からの復興に向けて沖縄から元気を発信する契機にしたい」と強調。震災による風評被害が懸念される中、北米訪問で「沖縄は大丈夫というメッセージを送りたい」と話した。