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【カルガリー1日新垣毅】日本から遠く離れたカナダの県人にも、東日本大震災の被災者を支援する輪が広がっている。義援金の募金活動や支援グッズの販売、チャリティーイベントへの参加など活発だ。
10月に開かれる第5回世界のウチナーンチュ大会は、沖縄から東北へ「元気」を発信し、被災地を激励する目的もあるため、遠く海外に住む県人が率先して支援の輪を広めている活動は、大会を一層盛り上げそうだ。ウチナーンチュ大会事務局は、被災地から沖縄への避難者を招待することを検討している。
カナダカルガリー・オキナワンクラブ(山城清市会長、会員約50人)は3月11日の震災から1週間以内に会員から募金約3万円を集め、集まった時点で義援金として寄付した。
カルガリーで「寿司とグリルの店」を2店舗経営する旧具志川市出身で1世の金城雅春さん(59)は、店に募金箱を置いたほか「ヘルプ・ジャパン・ブレスレット」の販売収益、店の商品・スペシャルロールの半額を義援金に充てる取り組みを展開。計約1万9千カナダドル、日本円で約156万円を集め寄付した。
金城さんは「カナダ全体が日本を助けなければならないという気持ちだ。特に日系人社会は率先して行動した」と語った。
一方、バンクーバーでも、支援活動は盛んだ。2004年に沖縄県人会メンバーで結成した「友愛会琉球太鼓」が、被災者を支援する募金コンサート3公演に出演し会場を盛り上げた。