ウチナーンチュ大会、交流サイトで親睦へ フェイスブック活用企画


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 10月に開催される第5回世界のウチナーンチュ大会の期間中、インターネット交流サイト「フェイスブック」を利用して、海外からの参加者と交流をしようという企画が進んでいる。取り組んでいるのは県内でホームページ制作の仕事をする鈴木孝昌さん(43)=宜野湾市=と会社員の伊差川承(つぎ)さん(48)=那覇市。同サイトを利用する海外の県系人に連絡を取り、交流会を開催する考えだ。

 海外の県人会グループ登録を見つけたことが企画のきっかけ。伊差川さんは「せっかくウチナーンチュ大会のため来るのだから、開催期間中、交流会を毎日やりたい」と意気込んでいる。
 沖縄のフェイスブック利用者は人口比で見て4%で、東京の8%に次ぐ全国2位。鈴木さんは「米軍基地があり、アメリカの文化を受け入れやすい環境と、縁を大事にするイチャリバーチョーデーの精神がフェイスブックと合っているのでは」と分析する。
 3日に那覇市内のイベント会場で開かれた第1回沖縄ソーシャルメディア交流会には県内から約90人が参加。日頃サイト上でやりとりをしていた相手と初対面し、親交を深めた。
 フェイスブック沖縄ユーザーグループの管理人としてあいさつに立った鈴木さんは「東日本大震災の影響で県内に避難してきた人がフェイスブックを利用して、頼る人を探しているケースもある。縁ができた人とその後もつながっていけるのもフェイスブックの良さだ」と話した。