【アルゼンチン】三線に情熱燃やす 2、3世らが練習 琉球サプカイ


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三線を学ぶ琉球サプカイのメンバー

 琉球サプカイは毎週土曜日にブエノスアイレス市内の沖縄県人会館で三線を練習している。2000年に発足した琉球サプカイは、沖縄に行った留学生を中心に野村流亜国支部の知名定一先生の指導の下、練習を重ねてきた。

今では9歳の男の子や2世、3世、アルゼンチン人も含め30人余が参加し、故郷の文化を身に付けようと情熱をもって取り組んでいる。
 サプカイとはアルゼンチン北部やパラグアイで使われている先住民の言語グアラニー語で「叫び」「表現」を意味する。初期のメンバーは結婚や次の世代へのバトンタッチなどで減ってはいるが、今はロミーナ屋嘉さん(03年名護市留学生)、パウラ根路銘さん(08年名桜大留学生)、アグスティン金城さん(06年琉球大留学生)らを中心に活動している。
 メンバーのマルティン新門さんは「いつか沖縄に行って本場で三線を習えたら」と夢を語った。
(知名致通信員)