【アメリカ】年内の完成目指す 北米県人会、会史現代編を編集


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編集会議を行う(左から)ジェーン・国吉委員、比嘉朝儀県人会協議会会長、当銘貞夫編さん委員長、長島幸和編集主任、呉屋君子沖縄県人会長、ヘリーン・島根歴史部秘書=沖縄県人会会議室

 県人会は、1980年以降は2、3世の会員が多くなり、県人会活動も芸能・文化活動が強化され、新県人会館をガーデナに購入、部の増設などが特徴となっている。その中で、現代版の歴史書の制作も進められた。

 「北米沖縄県人会史 現代」は1980年から2010年までとし、「沖縄県人会と私」などストーリーを主とし、世界のウチナーンチュ大会を第1回から5回まで編集。日本語完成後英語に翻訳され12年に出版予定。
 長島さんは千葉県生まれ。早稲田大学卒業。毎日新聞社で勤務したことがある。1984年から2007年まで羅府新報で勤務(91年から編集長)。一貫して新聞の編集に取り組んできた。07年に日米両国の相互理解と友好親善に寄与したとして、在ロサンゼルス日本国総領事より表彰された。
 編集に当たり長島さんは「北米大陸最大の県人会の歴史書編集に携わることに多大な栄誉を感じます。引き受けた以上完成まで最大なる努力をしたい」と話した。
(当銘貞夫通信員)