【フランス】上地流空手の存在 仏内外にアピール パリでセミナー、大会


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 フランス上地流空手道協会は5月21日、パリで毎年恒例の上地流空手セミナーを、22日にはフランス全国大会を開いた=写真。今年のセミナーは沖縄から上地流6段の上地完司(かんじ)氏と上地完尚(かんしょう)氏が講師として参加。今回はフランス国内のみならず、ベルギー、ロシア、ポーランド、スペインなどからも上地流空手家たちが受講したほか、他流派からの参加も多かった。

 主宰の上地流空手道範士九段、島袋幸信氏は、「今年は特に沖縄の上地流宗家の存在が内外にかなりアピールされたのではないか」と語った。
 22日の大会には小学生から成人の部まで85人が参加。午前中に形の試合があり、午後からは成人男女の組手の試合を行った。午後の組手の試合はトーナメント方式となっており、各試合とも白熱した取り組みが行われ、技が決まるたびにギャラリーから大きな歓声があがった。(大城洋子通信員)