【アメリカ】復興支援へ団結強化 南加県人会協 追悼法要に60人


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大震災から日本が再び立ち上がるのを長期的に支援しようと団結を誓う出席者ら=ロサンゼルスのリトル東京西本願寺

 東日本大震災被災者の義援金募集委員会を設置して、イベントを通して募金活動を続けている南カリフォルニア県人会協議会(比嘉朝儀会長)は、6月11日にリトル東京の西本願寺ロサンゼルス別院で被災者追悼法要を開催した。同18日には大震災発生後100日を迎えることを受けたもの。

 41の都道府県人会が加盟する南加県人会協議会では、被災者の義援金をロサンゼルス総領事館に届け始めてから6月で約10万ドル(800万円)に達する。被災者の「心の支援」もしたいと考えた比嘉会長(中城村出身)は西本願寺の安孫子洋輪番に相談、快諾を得た。
 開催日の11日には多くの県人会から約60人が参加。比嘉県人会協議会会長、伊原純一ロサンゼルス総領事、半田俊夫南加日商会頭らが開会のあいさつを行い、参加者が焼香と鐘をついて法要した。最後は出席者全員で手を取り合い、日本復興支援を続けようと団結を強めた。
 比嘉会長は「被災者の方々は決して一人ではない。皆さまを支援し応援している世界の人々がいることを忘れないでほしい」と語った。
(当銘貞夫通信員)