【アメリカ】被災地へ「水」寄贈 エナジック、500ミリ12万本


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エナジック社日本役員の山口正三さんからミネラルウオーターを受け取る福島県双葉町の井戸川克隆町長(左)

 東日本大震災直後から災害地救援のため全米の販売店や社員から寄付を募っていたEnagicUSA(大城博成代表)は、被災者への救援物資は何が一番役立つかを同社エナジック日本から被災地販売店にヒアリングしたところ「水」が足りないとの情報を得て、このほど被災地にミネラルウオーターを送った。

 カリフォルニアのミネラルウオーター会社へ日本の事情を説明し、予定が入っていた製造ラインを空けてもらい、1回目の支援水として500ミリリットル12万本、40フィート4コンテナ分を、6月3日に福島県双葉町2カ所、いわき市、相馬市、宮城県気仙沼市、岩手県大槌町の避難施設計6カ所へ直接寄贈した。
 同社では、米国から日本への輸入に関し、被災地の行政やUSA佐川・日本佐川海外物流の努力により、災害支援物資として東京税関の特別輸入許可と被災者への配送を迅速に行えたことに感謝した上で、「被災者の生活が一日でも早く平常に戻ることを祈っています」と話している。
(当銘貞夫通信員)
英文へ→Enagic USA donates 120000 500 ml bottles of water to victims of the Japan Earthquake.