琉球新報社 
英国で活動中の現代芸術作家の津波博美さん（南城市）、野田結子さんと那覇市でファッションデザイナーとして活動中の大城司さん（那覇市ピクチャーズ）の３人によるアートエキシビションが６月２日から４日間、ロンドン市ブリックレーンで開かれ千人を超える人々が訪れた。
デザインとアートという一見、難解な試みにロンドナーたちは高い関心を示した。
大城さんは「ロンドンで展示会を開くということは、大きな挑戦であった。ましてやデザインとアートという似ているようで違うものと組むことに不安はあったが、ロンドンの人たちのアートやデザインに対する関心の高さに、自分自身も刺激を受けたし、いろいろな感想や交流の中から鑑賞する側の成熟度に驚きを受けた」と語った。
津波さんは「ロンドンのアートサバイバルの中でずっと活動してきたが、今回初めて沖縄を意識した作品展になり、それにより自分の中の沖縄性に気付くことができた。離れていても沖縄の人たちのサポートをたくさん受けていることも自覚したし、感謝の気持ちと、これからもロンドンで活動していくエネルギーになった」と感想を述べた。
また、ＴＩ―ＤＡブログの後援による公式ブログもあり、ブログでは各作家が制作活動やロンドンの様子などを詳しく紹介している。
ブログタイトルは「Ｏ＊Ｌｅｖｉｔａｔｅ」、ＵＲＬはｈｔｔｐ：／／ｏｋｎｌｄｎ２ｔｏ５ｊｕｎｅａｔ２１４ｂｌ．ｔｉ―ｄａ．ｎｅｔ／
（森田恵美子通信員）
