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あと100日に迫った「第5回世界のウチナーンチュ大会」を前に、沖縄移民の歴史や海外の県系人社会について理解を深めようと、同大会の「若者・学生事務局」が3日、琉球大学で、海外在住の県出身者を取り上げた番組を制作した元沖縄テレビ放送常務の前原信一さんを招き、講演会を開いた。
前原さんは番組制作の経緯とエピソードを紹介し「本土復帰後、本土に追い付け追い越せの流れの中で失われつつある『イチャリバチョーデー』などの沖縄の精神を、海外の参加者と触れ合うことで、再確認することができる」と話した。学生ら参加者約60人がノートにメモを取るなど真剣に耳を傾けていた。
前原さんは「海外移民者は外国の社会に溶け込むために、沖縄の精神を強く発揮した。2世、3世にその精神は今も受け継がれている」と指摘。「世界のウチナーンチュ大会」への参加を呼び掛けた。