【イギリス】「沖縄デー」に8千人 文化紹介、郷土料理が人気


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
8千人を動員した第3回ロンドン沖縄デー=ロンドン市内

 英国沖縄県人会とロンドン沖縄三線会が主催する第3回ロンドン沖縄デーが6月25日、ロンドン中心部スピタルフィールズで開催され、8千人(実行委員会発表)を動員した。

 エイサーや民謡、古典芸能、空手などが披露されたほか、県出身のシンガー高良結香さんのライブに県人会による沖縄料理の販売、また在英国県人と在沖縄のアーティストらによる、陶芸作品や絵画、インスタレーションの展示販売もあった。
 県からは、こちんだアトリエや株式会社琉香などが、藍染めエコバッグや紅型の沖縄色豊かな製品で県産業をアピールした。
 県人会として、ちんすこうやアンダンスー(油みそ)の沖縄料理を担当した麗奈ワードさん(那覇市出身)は「いろんな国の人たちに、沖縄の料理や菓子が大好評なので、とてもうれしかった。中には作り方などに興味を持ってくれる人がいて質問も受けた」と話した。
 イギリス人のレベッカ・ミッチェルさんは「息子が空手道場に通っているので来てみたが、空手以外にも素晴らしい文化がたくさんあることを知り、沖縄にとても興味をもった。最後に会場の全員で踊ったカチャーシーは、気持ちが一つになれたような気がして、とても感動した」と感想を語った。
(森田恵美子通信員)
英文へ→Eight thousand people enjoy cuisine and culture on “Okinawa Day” in London