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県対米請求権事業協会派遣の調査団による「しまくとぅば」の収録は、琉球諸語継承事業審査専門部の山城直吉会長、善平朝信専門部員、県対米請求権事業協会の神谷良昌地域振興部長が行った。
サンパウロでは四つの支部会館と県人会本部で、糸満、東風平、小禄、金武、具志川、今帰仁など13地域、カンポ・グランデでは羽地など主に北部の「しまくとぅば」を、1世、2世60人余を対象に収録。善平氏は「皆さんに歓迎され、しまくとぅばで、移住してきた当時のことやブラジルでの生活についてもいろいろ聞くことができました」と感激していた。
東風平出身の真保栄幸子さんは「これまで、しまくとぅばが話せるということにそれほど価値を置いていなかったが、これからはなるべく使うようにしていきたい」と話していた。
収録された「しまくとぅば」は編集・CD化され保存伝承に役立てることになっている。