南米キャラバン隊 リマでウチナーンチュ大会参加呼び掛け


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 【ペルー・リマ市21日宮城久緒】第5回世界のウチナーンチュ大会をPRする県の南米キャラバン隊は現地時間の21日(日本時間22日)、ペルー・リマ市の沖縄県人会館で南米では初めての同大会説明会を開いた。ペルー在住の県系人約70人が出席し、大会の内容や注意事項に真剣な表情で耳を傾けていた。

 説明会では上原良幸副知事が今大会の方針について「沖縄県人のネットワークとアイデンティティーを次世代に継承すること、参加者同士の交流、ネットワークのグローバル化の3点だ」と説明。「140万人県民が10月に会えるのを待ち望んでいる。ぜひ多くの方に来てほしい」と参加を呼び掛けた。
 事務局は前夜祭を含め12日から5日間にわたる期間中のイベントの概要を説明。今回初めて開会式が沖縄セルラースタジアム那覇セルラーで行われるため、6月の日本女子アマチュアゴルフ選手権大会で優勝した比嘉真美子さん=本部高校=が球場内でティーショットを披露するなど屋外ならではのアトラクションが多数準備されていることなどが説明された。1日間のみの開催予定だったゲートボール大会に関し、ペルーの参加予定者らからの強い要望を受けて2日間行うことなども伝えられた。
 出席者からは「農業や商業などのセミナーをしてほしい」「大会期間中にトラブルが発生した場合の保険はどうなっているのか」などの要望や質問が上がった。東日本大震災の影響などに関する質問はなかった。キャラバン隊は28日までにボリビア、アルゼンチン、ブラジルでも説明会を開き大会をPRする。【琉球新報電子版】