さらなる発展に意欲 在亜県人連合会60周年祝う


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ウチナーンチュ精神を継承することを誓った在亜沖縄県人連合会60周年記念祭典=25日、アルゼンチン・ブエノスアイレス

 【アルゼンチン・ブエノスアイレス25日宮城久緒】在亜沖縄県人連合会創立60周年を記念した祭典(主催・同連合会)が現地時間の25日(日本時間26日)にブエノスアイレスの同連合会会館で行われ、アルゼンチン国内の県系人ら約250人が出席した。

第2次世界大戦後、禁止されていた呼び寄せが再開された1951年、アルゼンチンに移住した沖縄県人が同会を立ち上げた。祭典では創立に関わった人たちの功績をたたえ、若い世代にウチナーンチュ精神を継承していくことを誓った。
 祭典にはアルゼンチン側から新垣定二(ていじ)在亜沖縄県人連合会会長ら、沖縄側から上原良幸副知事、玉城義和県議会副議長、城間俊安県町村会会長(南風原町長)らが出席。新垣会長は「指導力を発揮し、県人会創立の偉業を達成した皆さんに感謝し、未来に向け、さらに発展させていきたい」とあいさつした。
 祭典後の祝賀会では第5回世界のウチナーンチュ大会をPRする県の南米キャラバン隊と琉球國祭り太鼓アルゼンチン支部のメンバーがエイサーを披露。最後は出席者を巻き込みカチャーシーが繰り広げられた。
英文へ→Argentina Okinawa Kenjin-Kai celebrates 60th Anniversary