ウチナーンチュ大会プレ企画 本番へ各国文化学ぶ


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 第5回世界のウチナーンチュ大会のプレイベントの一つとしてグローバル次世代プロジェクト「ワールドユースちゃんぷるーin沖縄」(同大会若者・学生事務局主催)が28日、西原町の琉球大学学生会館で行われた。

 同イベントは、本大会に向けて若い県系人のネットワークをつくるための次世代プロジェクト。海外から県内へ来ている県系の留学生や技術研修員、社会人らが参加し、各国の文化を学び、交流を深めた。
 会場では移民紹介ブースや南米、北米、ボリビアを紹介するブースを設置。各国の文化や移民の歴史について紹介し、舞台では琉球舞踊やタヒチダンス、ベリーダンスなども披露された。
 同事務局実行委員長の豊里彩さん(21)は「移民したウチナーンチュの歴史や移民先の国のことを多くの若者や県民に知ってほしい」と話した。
 ボリビアから2年前に来た県系2世の津嘉山エリカさん(28)は「ボリビアのウチナーンチュは沖縄を誇りに思っている。若い人たちがもっとウチナーンチュであることに誇りを持ってほしい」と笑顔を見せた。
 今大会に参加できない海外県系人からメッセージが書かれたフラッグも届いた。同事務局のメンバーらは、大会前夜祭でフラッグを手に世界のウチナーンチュと一緒にパレードする。
 10月12~16日開催の「第5回世界のウチナーンチュ大会」の14、15の両日、沖縄コンベンションセンター会議棟でシンポジウムや交流会も行う。