【ロサンゼルス】パレードで最高潮 「二世週日本祭」を開催


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 南カリフォルニア日系人最大のイベント「第71回二世週日本祭」がこのほどロサンゼルス市内で開かれ、8月14日のパレードで最高潮に達した。100台を超すオープンカーや山車に乗り、リトル東京2街から1街へと多くの団体がパレード。日本舞踊、阿波踊りなど日本文化芸能の健在をアピールした。2011年度二世ウイーク女王の一行、女優のタムリン・トミタさん、トミー・ラソーダ元ドジャース監督らもゲストとしてオープンカーで行進した。

 二世週祭のマーク・ナカガワ実行委員長の奇抜なアイデアなのであろう、第2次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦線に参加したベテランが装甲車やジープとともに行進した。大きなブルドーザーに特別道場を設置、行進中に柔道で投げ飛ばす荒業が観衆の目を引いた。
 日系社会に貢献したとして、南加(南カリフォルニア)県人会協議会比嘉朝儀会長と博子夫妻がオープンカーで登場、沿道を埋めた観衆に手を振って感謝の意を伝えた。
 折よく沖縄からの岸本ファンド短期留学生もリトル東京の二世週祭を見学。西原高校の喜久川夢さんは「まるで夢を見ているみたい。このような機会をつくっていただいた皆さまに感謝します。一生の宝物として思い出に残るでしょう」と感慨深げだった。
 71回続行できた理由は何かと、日本から派遣され研究に来た若者もいた。
(当銘貞夫通信員)