【アルゼンチン】活躍と貢献誇りに 北中城村人会 50周年式典に700人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
関係者約700人が集まり盛大に祝った北中城村人会の創立50周年記念式典と祝賀会=ブエノスアイレス市の県人会館

 北中城村人会の創立50周年を祝う記念式典と祝賀会が8月7日、沖縄県人会館で盛大に催された。主会場の大サローンの他2階ホールも大入り満員で、主催者によると約700人が来場した。

 沖縄から新垣邦男村長、花崎為継議会議長ら慶祝団25人、隣国ペルーから新垣フアンホセー北中城村人会長ら慶祝団12人、ブラジルから安里トキオ代表ら3人が駆け付けた。
 開会のあいさつに続き先没者への黙とうの後、主催者あいさつで比嘉ネルソン村人会長から感謝の意が述べられ、また記念祝典と祝賀会に協力したさまざまな関係者へのお礼の言葉も添えた。
 新垣村長は大勢の集まりに感動と喜びを表し、「北中城村出身者のアルゼンチン社会での活躍と貢献は大きな誇りに思っている」と述べた。比嘉会長、新垣村長ともに、北中城村での研修生の受け入れ(海外移住者子弟研修受け入れ事業)の大切さを強調し、式典には初めての研修生として中本コトミさんと棚原アキノさんが出席した。
 来賓へ記念品が贈呈された後、アルゼンチンの巨大なアサード(炭焼肉)に移った。演芸会は野村流音楽協会、箏曲興陽会両支部による「嘉例の演奏」、内間キヨ子師範指導、中城村人会婦人部の舞踊「かぎやで風」に始まり、玉城流翔節会琉舞道場による琉舞「デイゴの花」、大庭キク先生指導、中城村人会婦人部の琉舞「あやぐ」、「鳩間節」山元美佐子琉舞研修所幼年部「円らの会」など盛りだくさんの内容だった。また、タンゴ界で活躍している優れたピアニストの安里クリスチャンがメンバーである安里ベーラ カンディオッティ七重奏団がタンゴ演奏。「トード コラソン」などの聞き応えのある演奏で魅了した。最後はカチャーシーで締めくくった。
(大城リカルド通信員)