【ブラジル】郷土祭り盛況 ミス琉装は高良さんに


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ミス琉装に決まった高良ブルーナ・めぐみさん=ジアデマ市の文化センター

 ブラジル沖縄県人会・沖縄文化センター(与那嶺真次会長)主催の「第24回郷土祭り・ミス琉装コンテスト」(呉屋春美実行委員長)がこのほど、ジアデマ市の同文化センターで催された。会館ロビーには、紅型の着物と、壁一面にさまざまな紅型模様の大型コピーが展示され、来場者の関心を集めていた。また、会館前の広場には、郷土食やゲームなどのブースが並び、家族連れでにぎわった。

 午前の部は、運動場で「エイサー祭り」。琉球國祭り太鼓、レキオス芸能同好会エイサー太鼓の演舞と7支部婦人会による踊りが披露された。
 午後の部の「ミス琉装コンテスト」には、県人会支部、芸能団体や各組織から推薦された26人が応募。華やかなロングドレスで着飾った応募者が曲に合わせて次々に舞台に姿を現すと、応援団の声が響き渡り、会場は熱気に包まれた。
 踊りや民謡、カラオケなどのアトラクションの後、琉装の美女たちが再び舞台に勢ぞろい。次に一人一人、古典音楽が流れる中、ゆっくりと紅型姿を披露し、司会の質問に答えていた。
 審査の結果、第5回ウチナーンチュ大会へ派遣される今回のミス琉装には、プレシデンテ・ブルデンテ支部推薦の高良ブルーナ・めぐみさん(22)=4世=が選ばれた。ブルーナさんは薬学専攻の学生。「まだ信じられません。沖縄は初めてです。いろんなことを吸収してきたい」と目を潤ませながら話していた。
(与那嶺恵子通信員)