【糸満】糸満市与座出身のブラジルの県系関係者を歓迎しようと、与座人歓迎会(糸満市・与座 南米友の会主催)が9日、糸満市の与座コミュニティセンターであった。両親が与座出身のきょうだい4人を含むブラジルの県系人8人が参加し、与座の住民から歓迎を受けた。
ブラジルから歓迎会に参加したのは、与座出身の新城安光さん=享年89=の四男安秀さん(48)、次女山城静枝さん(61)らきょうだい4人と、親類や友人ら4人。
歓迎会では、再会を懐かしむように与座の住民と握手を交わして懇談したり、同市の高嶺小学校の校歌を歌ったりするなど、交流を深めた。
約20年前に沖縄を訪れて以来という安秀さんは「このように歓迎会をしてくれるのは初めて。みんなが集まってくれて本当に感謝している」と話した。沖縄に来るのは7歳の時に沖縄を離れて以来となる静枝さんは「全然違う所に来たような気分。でもどこか懐かしい感じもする」と笑顔で話した。
同会の賀数真栄会長は「以前南米に行った時に大歓迎を受けたので、お返しがしたかった」と喜んでいた。